趣味の世界

秋の夜長、ひさしぶりに趣味の模型づくりに没頭しています。
今回のテーマは、娘と孫からのリクエストで「天空の城ラピュタ」に登場するドーラ船長の海賊船。

最近のジブリ関連の模型は本当に精密で、細部までリアルに再現されていて驚かされます。
組み立て自体はそれほど時間がかからないのですが、問題は着色作業。
リアルさを追求しようとすればするほど、思わぬところで筆が止まり、つい時間を忘れてしまいます。

「早く完成して〜！」とせがむ孫たちの声を聞きながらも、説明書どおりに仕上げるだけでは面白くないのが自分の性分。
ちょっとした陰影や色味を工夫して、作品に“自分らしさ”を込めています。

思えば「天空の城ラピュタ」が放送されたのは、私がまだ若いころ。
当時夢中になって観た物語を、今は孫たちと一緒に楽しめるというのは、なんとも感慨深いものです。
時を超えて愛されるジブリ作品の魅力を、改めて感じますね。

さて、今夜も少し筆を進めながら、あの空を飛ぶシーンを思い浮かべています。
作品づくりの途中に感じる静かな充実感こそ、秋の夜長のご褒美かもしれません。

それでは次は――高田さん、よろしくお願いします。